ブログを始めて、1週間ほどが経ちました。ひとまずここで、現状を整理しておこうと思います。
始めてみると、記事のネタではなく、ブログのテーマそのものが、ほかの方と全被りでした。気づいたときは笑ってしまったのですが、感覚で「多そうだ」と言っているだけでは、現状がよく分かりません。そこで、数字でどれくらい被っているのかを眺めてみることにしました。結論から言うと、被っている方はたくさんいて、収益化の道も遠そうです。ただ、深刻に捉えているわけではなく、ひとまず、これからも書き続けてみます。
始めたきっかけと、全被りに気づいた話
ブログには前から興味がありました。ただ、技術面も戦略面もハードルが高く、あまりまめな性格でもない自分には、手が出せずにいました。それを後押ししたのが、自分にない技術を補ってくれるAIエージェントでした。「ベテランのエンジニアがAIと出会い、セカンドキャリアを歩むのは面白いのでは」と思って始めたのですが、周りを見渡すと、同じテーマの発信者がたくさんいました。
調査1: 発信者は、2025年以降に急増している
まず、AIについて書く人が増えているのか。Qiitaが2026年4月に公表したデータによると、AI関連タグの記事数は、2023年が7,477件、2024年が9,123件、2025年が18,779件で、2024年から2025年にかけて約2倍になっています。
個人開発とAIを掛け合わせた記事は、さらに急で、2024年が73件、2025年が271件、2026年1〜3月だけで465件。これは前年同期比で約15.5倍の伸びとされています。ただし、これはQiitaという一つのプラットフォームの数字です。
調査2: 数は、どれくらいあるのか
2026年10月3日時点で、公開されている件数を見てみます。noteでは、#生成AIが約58万件、#AIエージェントが12万件超、#エンジニアが約14万件、#セカンドキャリアが約2.8万件でした。ZennではClaude Code関連が約1.1万件、AIエージェント関連が約3,900件、QiitaでもClaude Code関連が約9,300件あります。
ここで注意が必要です。これらは累計の記事数で、書き手の人数ではありません。タグは重複しているので、足し算もできません。「ベテランのエンジニア×AI×セカンドキャリア」という自分のテーマに絞った件数は、調べた範囲では、数えられる形で公開されていませんでした。
調査3: みんな、いつ始めたのか
自分と近いテーマの発信者がいつ始めたのかも、サンプルで調べました。note、Zenn、Qiita、はてなブログなどから30件を集め、最初の投稿日が確認できた26件を分けてみます。
2025年より前に始まったアカウントが16件ありましたが、その多くは、以前から続く一般的なブログでした。このテーマで始めたと考えられる2025年以降の10件のうち、9件が、2025年後半から2026年第2四半期の間に集中していました。自分もその波の中の一人、というわけです。
ただし、このサンプルは検索で見つけたものを集めただけで、無作為抽出ではありません。競合の総数を示すものではない点に、注意が必要です。
調査4: 検索で見つけてもらえるのか
検索で見つけてもらえるまでには、それなりに時間がかかりそうです。SEO分析サービスのAhrefsが約100万のURLを調べた調査(2023年9月、英語圏が中心)では、新しいページが1年以内に検索の上位10位に入る割合は、わずか1.74%でした。
自分のブログの数字も、正直に書いておきます。Search Consoleによると、2026年9月21日から29日までの集計で、検索結果への表示は4回、クリックは2回。平均掲載順位は53.3位でした。公開済みの記事は、10月3日時点で16本あります。
一方で、少し気になる点もありました。「ベテランエンジニア セカンドキャリア AIエージェント」といった言葉で自分が検索してみると、上位10件前後には、メディアや求人、書籍が並び、個人のブログはほとんど見当たりませんでした。これは数字で裏付けた話ではなく、自分が試した検索の印象です。
調査5: お金の現実
収益化についても調べました。noteで有料記事を売る場合、クレジットカード決済だと、決済手数料5%、プラットフォーム利用料10%、振込手数料270円がかかり、1,000円の記事が売れても、手元に残るのは585円です。
単独ブログの場合は、レンタルサーバー代が月に1,000円前後(Xserverのスタンダードプランで、契約期間により月990〜1,100円)かかります。収益化の手段としては、Google AdSenseは審査があり、支払いは8,000円から。アフィリエイトは、A8.netが入会時の審査なし、afbともしもアフィリエイトは審査ありです。
稼げている人がどれくらいいるのかについては、noteが2022年に、収益を得ているクリエイターが約10万人、上位1,000人の2021年の平均売上が667万円と公表しています。ただし、これは成功している層の数字で、全体の何割が稼げているのかは分かりません。ここから「稼げる」と言えるほどの根拠は、見つかりませんでした。
現状の整理: 見えてきたこと
調べた結果を並べると、次のようになります。同じテーマの発信者は、2025年以降に急増しています。検索で上位に入るには、新しいページには時間がかかります。収益化も、すぐに開ける道ではなさそうです。
一方で、気づいた点もあります。自分が試した検索では、このテーマの上位に個人ブログが少なかったこと。そして、実体験を伴った発信は、テーマが同じでも、書く人によって中身が変わることです。ただし、これらはあくまで見立てで、実際に検索で見つけてもらえるかどうかは、これからの積み重ね次第です。
開始1週間の現状としては、「よくある立ち位置からのスタート」という認識です。
ひとまず、書き続けてみます
というわけで、ひとまず、書き続けてみます。ブログはずっとやりたかったことで、AIのおかげで、ようやく始められました。テーマが被っているのは、同じ景色を見てワクワクした人がそれだけいる、ということでもあります。
自分が実際にやってみたことや、つまずいたことを、これからもそのまま書いていきます。ほかの誰かと何が違うのかは、まだ自分でも分かりません。それを探すことも含めて、この先の記録にしていくつもりです。
次のアクション
もし同じようにAIをきっかけに発信を始めて、「同じことをしている人がこんなにいる」と気づいた方がいたら、一度、数字で現状を眺めてみるのも面白いと思います。数字を見たあとでも、とりあえず続けてみる、という選択肢は十分にありです。

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